今回、2週間ほど森林調査を行いました。
その中で、自衛隊の経験が多くの場面で役立っていることを強く感じました。
自分としては、この仕事を楽しんでやれたかなと思っていたのですが、
実際に森林調査をしている人の中には「きつい」と感じる人も多いようです。
確かに、険しい場所に行かなければならないこともあり、
危険を伴うこともありますが、私は探検のような感覚で取り組めたので面白かったです。
特に、自衛隊での経験が生かされた場面としては、地図の読み方や山の登り方、そして重い荷物を持って長時間歩くことなどが挙げられます。
これらのスキルが、今回の森林調査でも大いに役立ったと感じましたので、その具体的な内容を紹介したいと思います。
目次
1. 地図判読の精度
自衛隊では、地図判読のスキルが非常に重要でした。コンパスと紙地図を使って進むことが基本で、GPSに頼らずに地図記号や等高線を読み取る訓練をしていました。今回の森林調査ではGPSを使用しましたが、いざという時にはコンパスが頼りになると感じ、自衛隊での訓練が役立ったと改めて実感しました。
2. 物品の管理
今回の森林調査中、実は一度、物をなくしてしまったのですが、毎回の調査後に点検する習慣があったおかげで、すぐに気づくことができました(笑)。自衛隊だったら、これでめちゃくちゃ怒られていたんだろうなと思いました。やはり、物品の脱落防止の重要性を改めて感じました。装備品の管理がいかに大事か、こうした経験を通じて強く実感しました。
3. 危機対応力
予測できない自然環境では、突発的な事態に対処する力が欠かせないと改めて感じました。突然の悪天候や足場の不安定な場所、がけなど、森林調査でも進まなければならない場面がありました。「ここを歩くのか?」と思うことも多々ありましたが、意外と進めるものです。転んだりもしましたが、何とか怪我をせずに乗り越えることができました。こうした経験から、自然環境での危機対応力が重要だと実感しました。
4. チームワークの重要性
森林調査は多くの場合、チームで行います。自衛隊で学んだチームワークの重要性が、こうした作業でも役立ちました。仲間との連携がスムーズであれば、役割分担がしっかりと機能し、調査も効率よく進みます。必要なときにはすぐに助け合うことができるため、結果として全体の成果が高まります。
5. 安全意識の高さ
自衛隊での訓練を通じて、常に安全を意識する習慣が身につきました。この意識は、危険な自然環境での作業でも重要です。調査を進める中で、リスクがある場所では常に安全を優先し、無理をしないよう心掛けています。この意識が結果的に事故を防ぐことにつながっています。
まとめ
今回の森林調査を通じて、
自衛隊での経験がいかに役立つかを強く感じましたが、
さらに考えたのは、現役の自衛隊員や関係者がこうした森林調査に参加することで、
非常に良い勉強になるのではないかということです。
私自身、現役だった頃にこういった仕事を経験するのも「あり」だったのかなと感じました。
自衛隊は災害が発生してから救助に向かうことが多いですが、
森林調査や林業関連の仕事を通じて、
災害を未然に防ぐ取り組みを行うことができたら面白いのではないかと思います。
現在、林業界では人手不足が深刻化していますが、普段から危険な作業をしている自衛隊員なら、林業のような危険を伴う仕事にも向いているのではないかと感じました。
さらに、もし現役中に少しでも林業に触れる機会があれば、退役後に林業業界に就職・再就職する選択肢も広がるのではと感じました。
今回の森林調査を通じて、そんな考えに至ったことも含めて、非常に充実した時間を過ごせました。
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